韓国のフェリー事故について

 韓国の珍島沖で発生したフェリー・セウォル号(乗員乗客475人)の事故、衝突から沈没まで約2時間あったという報道が事実だとしたら、避難誘導のまずさが被害の拡大を招いたとしか思えない。とは言え、衝突から横転までの時間はわずかしかなかったようだから、横倒しになった船内からどうやったら乗客が脱出できたのか。そういう訓練や想定がされていたのか、と言われると、よくわからない。

 洞爺丸の事故のときも、横倒しになった船内で乗員乗客のほとんどが死んだ。船体は着底し、七重浜の海岸まで600mという距離だったのに。

 船は横倒しになると、たとえ浮いていたとしても容易に脱出はできない、それほど恐ろしい事態だということだろうか。


【追記】
画像 上のような「感想」をきのう書いたのだが、報道されている該船の写真をよく見ると、ヘリが到着して救助活動が始まっていると思われる時点では、船体は左舷に大きく傾斜(60~70度くらいか)しつつも船体のほとんどが水上にあった。この状態から一気に浸水が進み、左舷側から180度転覆したものと思われるが、少なくとも上2枚の写真の時点では、多くの乗客が脱出はできたのではないだろうか。もちろん、70度の傾斜と言えば人の目には垂直も同然で、床が壁、壁が床となり、その中を大勢が脱出口となるであろう右舷窓(船体上部)やテラスの出入口(船体後部)を目指して進むことは容易ではなかったことは想像できる。

画像 けれども、乗組員が適切に避難誘導し、ロープなどで脱出経路を確保し、おびえる乗客を励まし、救命胴衣着用の乗客は海に飛び込ませ、ということをやっていれば、乗客の3分の2近くが船に取り残されるような惨事は、避けられたのではないだろうか。
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