きのうの安倍晋三テレビ出演の感想

画像 きのう(18日)夜、安倍晋三がテレビのニュースに生出演して解散について語っているのを録画で見たが、腹が立って、腹が立って!

 しゃーしゃーと、立て板に水の早口な喋りぶり。説得力がまったくない。説得しようとする熱意も感じられない。対談相手のキャスターをバカにし、お前たちメディアはオレの言いたいことを伝えない、嘘ばかり振りまく、とでも言いたげな態度。まぁ、ワタシゃ安倍晋三という臆病で小心者で妄想癖のある男がこの世で三番目にキライなのでそう思うわけで、そこは割り引いて読んでほしいが、肝心の政策論でも妙なことを言っていた。

 実質賃金が下落して多くの人が景気回復を実感できていないという質問に、「それは違う」と語気を強め、景気回復局面では賃金の低い業種や非正規雇用から雇用が増えるから平均賃金が下がるのは当然だ、求人倍率も雇用者総支払賃金も上昇しているのだから景気は回復しているのだ、と。

 一人当たり賃金が下落して生活が苦しいという話をしているのに、雇用者数や総賃金が増えているという話にどうしてなるんだ? 低賃金労働者ばかり増やしてどうする? たとえば、夫の収入100だけで暮らしていた一家が、夫の収入が減って妻も働くようになって夫婦で130の収入を得るようになっても、生活が豊かになった実感なんてまったく持てないわけでしょ。働くことに伴う被服や食事代やら支出もあるし、子どもがいたら保育代もかかるしね。一人当たりの賃金を上げないと絶対に経済は良くならない。子どもでもわかる理屈なのに、天地がひっくり返るような論理のすり替え。

 時間の制約もあろうが、そこを突っ込めていないキャスター陣が情けない。ここまでアホな理屈をこねることは想定していなかったか?

 企業が儲かれば国民が潤うというトリクルダウン理論は、1980年代のアメリカ、2000年代の日本で、実効性がないことが証明済みだ。ダマされるのは、いい加減にやめよう。

 安倍晋三にノーを突きつけるためだけに、今回の選挙はある。「最悪の選択」から少しでも遠いのは誰か、考えよう。



▲安倍晋三のテレビ出演の様子。雇用と賃金に関して、妙な理屈をこねている部分を中心に編集した。
▼出演パートの全体はコチラ。





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  • メディアが政権を批判できない国

    Excerpt:  毎度お得意の、架空対談である。場所は官邸記者クラブ。新聞とテレビの政治部記者が話している。 Weblog: 旅するデジカメ~札幌発東京定住日記 racked: 2014-11-29 23:51