沖縄で起きていること

 シリアで起きている人質事件はもちろん大事なことだけど、沖縄も大変なことになっている。

 去年111月の選挙で、辺野古基地建設反対をかかげて当選した翁長雄志知事は、前知事による埋め立て承認の妥当性を検証する第三者委員会を立ち上げた。その検証結果が出るまで、基地建設のための現地での作業を中止するよう政府に求めたが、聞く耳を一切持たず、工事が続行されているという。反対派の住民らが激しい抗議活動を続けており、警察官や海上保安官との小競り合いにより、けが人も出ているという。

 選挙で示された民意に基づき前県政の施策を検証するため工事を中断せよ、と国に求めるのは極めて理にかなった行動である。これに対し、聞く耳を持たず工事を続行するのは、民主主義の否定であるばかりでなく、住民の自治権の否定であり、人間の尊厳を否定する、卑劣極まりない行為である。

 「住民の意思で国の政策が左右されることはあってはならない」と、政府は本気で考えているのだろう。(人質の命一つで国の政策が左右されてはならないとも考えているだろう)

 「オレたちの家で勝手なことはしないでほしい」。こういう極めてシンプルな理屈が、この国では通らない。

 人質事件は大事なことに間違いはないが、自分たちの足元で、音を立てて崩れて行く民主主義の惨状に、メディアも国民も、もっと関心を向けなくてはならないと思う。

■琉球放送(RBC)のニュース  「地物と視点」「地元の立ち位置」がリポートに反映されているのがわかる。これこそが、地域ジャーナリズムのあるべき姿だと思う。














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