【クルマ購入記】レガシィ ツーリングワゴン2.5Lに決める

 前に書いたような事情で、VOLVO V60は十分に魅力的なのだが、カーゴスペースの不十分さが最大の理由で「落選」。レガシィに本命回帰で、東京スバルのMさんと本気の商談をすることにした。神奈川スバルのGさんのことも考えなくはなかったが、店舗が遠いこと、そこを敢えてGさんとの交渉を是とするほどの「気迫」「売る気」が感じられなかったことから、東京スバルのみと交渉することにした。

狙いは2.5i ・・・オプション込み322万円(税抜き)
 5月にマイナーチェンジされた現行モデルのレガシィは、エンジンのグレードで大きく3つのバリエーションがある。2.5L自然吸気(NA)エンジンの2.5i、2.5Lターボエンジンの2.5GT、そしてマイナーチェンジで追加された2.0L直噴ターボエンジンを装備する2.0GT DITだ。ターボ車の走りの良さに興味はあるものの、用途はファミリーカーなのだから経済性も重視しなくてはならないので、レギュラーガソリン仕様で車両価格が最も安い2.5iを選択する。マイナーチェンジでエンジンが新しいタイプになりアイドリングストップの装着され、カタログ燃費は14.4km/Lと2.5Lのフルタイム四駆としては相当に優秀な数値となった。メーターも自発光式となったほか、マルチインフォーメーションディスプレイが追加されたり電動パーキングブレーキのスイッチが使いやすい位置に移動したりなど、使い勝手が大幅に向上している。予定よりも1年半も早く買い替えを決意したのは、レガシィがここまで「良い車」に進化したことも理由だ。

 2.5iのベーシックグレードは232万円(税抜)だが、これにはアイドリングストップその他、先進&快適装備はほとんど無しでエコカー減税・補助金も受けられない。このグレードは、価格を安く見せるためにあるようなもので、実際は買う人はいないだろう。アイドリングストップのほか、アルミホイールやキーレスアクセス、サイドエアバッグ、左右独立エアコン、オートライト、ワイパーヒーターなどを追加した2.5Lパッケージは34万円アップの266万円。これに、スバル独自の全車速追従クルーズコントロール&追突防止装置「アイサイト」を追加すると、10万円アップの276万円。今回は、アイサイトが欲しいからレガシィを選ぶようなものなので、この装備は絶対にはずせない。さらにメーカーオプションでカーナビ&オーディオとレザーシートを選ぶ。ナビ&オーディオは33万円、レザーシートは13万円もする高額オプションである。ナビ&オーディオはディーラーオプションを選んだり、別に買って後付けするほうが安いし、社外品の方が機能もいいらしいが、ナビ&オーディオ一体型の製品を純正ナビの位置にはめこむと、純正オーディオの装着部分が小物入れになってしまい、なんとも間が抜けたように空間が空いてしまう。これがどうにも我慢できず、高くても純正にこだわることにした。それに加えて、レザーシート。試乗したVOLVOだけでなく、海外レンタカーでもレザーシートの良さは何度も経験しているので、これにもこだわりたい。ということで、これらのオプションを組み込んだ車両価格は322万円、税込み338万円という、高い買物だ。ここまでは、事前にカタログを読み込んで決めておいた。

386万円⇒361万円
 7月の週末某日、アポを取った上で家族でショールームを訪問。試乗をした上で、見積書と現用車の下取り査定を依頼する。ディーラーオプションは、標準的な付属品(フロアマット・カーゴマットのみ)と点検パック、車両コーティング以外にETC車載機と前後バンパーの障害物感知センサーを追加する。

 これらのオプションと、諸経費・消費税を足した合計金額は386万円。最初の見積提示は、車両本体の値引きが15万円、下取り10万円で361万円だった。VOLVOの提示金額と、60万円しか違わない。到底納得が行かないので、再検討をお願いする。すると、下取り価格は15万円で可能、という。総額356万円。それでも、先ほどの提示から5万円しか下がっていない。

VOLVO見積を見せ356万円⇒328万円
 しょうがないので、禁じ手とは思いつつもVOLVO V60の総額424万円の見積書を見せる。「VOLVOは38万円で下取りすると言っている。車両も大幅に値引きし、総額400万円までは可、と内々で言われている。妻はVOLVOのインテリアが非常に気に入り、こっちにしようと言っている。同じタイプの国産車と輸入車で価格差が50~60万円というのは、あり得ない。国産車ならではの価格メリットをもっと出してくれないと。VOLVOの提示金額より100万円くらいは安くないと、妻を説得できない」。ハッタリも半分入っているが、おおむねこんなことを言う。どこにでも書いてあるが、価格交渉で妻(または夫)の意向を持ち出すのは定石だ。

 VOLVOの見積書にある「下取り38万円」という数字には、かなり驚いた様子だ。担当営業のMさんは「店長と相談しますので、しばらくお待ち下さい」と、事務所へ。下取りセンターと、かなり長い間やりとりがあったようだ。だが答えは、「下取り金額は15万円で限度です」と。と言うのも、いま乗っているレガシィは後部バンパーのすぐ前のフレームにゆがみがあり、事故車扱いとなるのだという。衝突した痕跡はないが、後ろからゆっくりと強い力が加わったことが考えられる、と。「VOLVO様がどういう方式で査定しているかは知る術がありませんが、クルマをちゃんと見ていないか、下取りのために特別な予算を持っているか、どちらかでしょう」と言う。自分の愛車が事故車というのはショックだが、2週間ほど前に下取り専門店に出張査定を依頼したときも同じことを言われ、「下取りは通常なら10万」とのことだったので、「下取りは15万が限度」というのは想定内と言えば想定内だ。逆にVOLVOの38万円という金額に、私自身が一番驚いた。

 とは言っても、それで納得するわけにはいかないので「車両本体とオプションで、なんとかなりませんか。条件が良ければ今週末で決めますので」と、さらなる検討を要請。ややしばらく待って、出てきた見積は本体値引き29万円、オプション2.6万円で、総額338万円。2回目の金額提示から18万円下がった。「これが精一杯の金額です」と。オプションを含め31万円も値引きしているのだから、それはそうだろう。エコカー補助金10万円キャッシュバックを含めれば、実質328万円だ。私としては、「320万円」を一応の商談目標としていたので、目標+8万円ならイイ線か、と思う。「これなら妻を説得できそうです。持ち帰って相談し、あす返答します」と話し、その場は引き取った。こちらは、レガシィでほぼ意志が固まっているのだが、支出をできるだけ抑えるためには、芝居も打たなくてはならない。

ダメ押し 338万円⇒335万円
 翌朝、Mさんに電話。「こちらは、購入の意志が固まりました。契約させてください。ただし、金額はもうちょっと、335万円ちょうどにならないか、再度ご検討いただけませんか?」と伝える。電話越しに、Mさんの当惑した表示が見えた気がした。前日「精一杯の」と言って、こちらも納得するそぶりを見せていたのに。嫌な客、と思われているだろうな、と思う。けれども、こちらが求める金額が本当に不可能かどうかは、聞いてみないとわからない。ダメならダメでいいや、338万円で調印しよう、と腹は決まっているが、担当のMさんがどれだけ頑張ってくれるのか、見てみたいという若干意地悪な気持ちもあった。

 Mさんから連絡があったのは、その日の夕方。「店長からOKが出ました。オプションを値引きし、ご希望の335万円とさせていただきます」。

 結果、本体29万円、ディーラーオプションで5.6万円、総額34.6万円の値引きで総額335万円、エコカー補助金を含めると実質325万円で決着となった。ネットや雑誌を見ると「値引き目標=25~28万円」なんてなっているので、30万円超の値引き条件を引き出せたことは、商談としては成功だったかな、と思っている。【つづく






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