ゴールデンタイムに「警察広報」が流れている

 職場で、溜まりに溜まった資料整理をやりながら、日テレの「全国警察歳末スペシャル」をチラチラ見ているのだが、ここまで露骨な警察広報をよくもやるもんだ・・・と思う。

 北海道警のススキノ専従捜査班が取り上げられるパート。ナビゲーター役でみのもんたが出てきて、「私たちがススキノで安心して遊んでいられるのも、この人たち(=中央署薄野特別捜査隊)のおかげなんですね」なんて、しゃーしゃーと述べている。

 年末のゴールデンタイムに、タダで広報番組を流してくれるんだから、警察にしてみりゃ、こんなオイシイ話はないだろう。

 権力の「飼い犬」と化したテレビの姿が、そこにある。

 この手の「警察密着モノ」が、番組改編期や年末の2時間番組として登場するにようになったのは1990年代の前半じゃないかと思うが、北海道警では長い間、パトカーに同乗したり、無線のやりとりを収録したり、刑事にピンマイクを仕込んだり、という取材は一切NGだったのだそうだ。全国で最も取材のガードが固い警察と言われていたという。そころがいつの頃からか、道警は方針を転換し、「他府県警並み」に、なんでも撮らせるようになったようだ。

 もちろん、映像は放送前に警察側がチェック、無線のやりとりはほとんどが再現(ヤラセ)なのだが、テレビ側は「臨場感」 (そんなもの、最近のテレビ慣れした視聴者にはたちまち見抜かれてしまうのだが)を得る代わりに、「権力の介入」という形で、メディアの生命線と言うべきものを売り渡してしまうことになる。




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