電車は5分おきくらいにやってくるが、乗れる人数がわずかなので人の海はなかなか減らない。服や荷物を挟みこんだりでドアが正常に閉まらないので、発車が遅れる。乱れたダイヤがなおさら乱れる。
何本の電車を見送ったことだろう。5本目までは数えたが、途中でやめた。ようやく乗り込めたのは、11時半ごろ。駅に着いてから1時間7分経っていた。電車が動き出しても、駅での停車時間がやたら長い。先行電車が詰まっているからだそうだ。乗り降りに時間がかかるからだろう。こうしてダイヤの乱れが拡散して行く。
日比谷に着くのに、35分かかった。正常ダイヤは19分なので、ほぼ2倍だ。オフィスにたどり着いのは、12時すぎ。いつもなら40分で着く距離に、2時間かかった。ホームに1時間以上立ち、満員電車に35分揺られ、ほとほと疲れた。こんなんじゃ、午後もまともに働く気が起きないよ。それは、無理を押して会社に向かおうとしてる人たち、みな同じでしょう。何のための出社?
自分も含めてだが、けっきょく日本のサラリーマンにとって会社とは、仕事をする場所ではなく「出社する」場所なのだ。だから、台風だろうと何だろうと、出社さえすればOK。その後は仕事になろうなるまいと、どうでもいい。が、「台風で会社に行けません」となると、「サボってる」「怠けてる」と見られる。そう見られるのが怖い。誰も声には出さないが、そういう空気が支配している。そういう空気の中で、誰がシアワセになれるんだろう?
前にも書いたことがあるが、台風の日に普通に仕事をしようと考えることがそもそも、間違っているのだ。
台風接近がわかっている時は、会社に行こうとしちゃいけない。
台風の日は、休みましょう。
▼人があふれて乗れない! 台風26号で首都圏の通勤の足、大混乱 東急目黒線と東横線の乗換駅となる武蔵小杉駅(神奈川県川崎市)は、もっとすごいことになっていたらしい。ホームから人があふれ、改札から階段まで、長蛇の列だったようだ。こういう駅で人が大量に乗るので、「下流」に位置する駅では人が並んでいてもほとんど乗れないことになる。
▼こちらはTwitterから拾った画像。午前9時すぎの東戸塚駅(横浜市戸塚区)。入場規制で外の歩道橋まで通勤客が並んでいる。
Ocean Radio@2013
@oceanicradioをフォロー

写真日記 ブログランキングへ
◆旅するデジカメ on Twitter
この記事へのコメント