スエズ運河の貨物船座礁事故について

P210326_001.jpg スエズ運河で世界最大級のコンテナ船が座礁した。23日午前7時40分ごろ(現地時間)、「Ever Given」がスエズ運河の紅海側入り口に近い地点で、運河に対して横向きになって砂地に着底、航行不能となった。船は、愛媛県今治市の正栄汽船が所有し、台湾のエバーグリーン社が運航するコンテナ貨物船で、全長400m、全幅59m、満載時喫水14.5m、総トン数22万トン。現在運用中の船舶では、世界最大級だ。報道されている情報を総合すると、砂嵐による視界不良の中、突風で進路保持が困難になり、船体が横向きとなって座礁に至ったという。運河は閉鎖状態となり、何百という船が運河を通過できず待機を余儀なくされている。貨物の遅配などによる損失は、1日1兆円にも達するのだそうだ。

P210326_002.jpg さっそく、世界中の船舶の動きを地図で一覧できるWEBサービス「Maritime Traffic」でスエズ運河の入り口付近を見てみる。輝点の多さから、いかに多くの船舶が通航待ちで待機中なのか、手に取るようにわかる。
拡大してみると、座礁地点の正確な位置座標もピタリ(北緯30度分3.57・東経32度34分49.47)。誰が登録したのか、河岸には「Evergreen Bay キャンプ場」という地名があった。救出活動の拠点だろうか。
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P210326_007.jpg 座礁と言えば、道民の記憶にあるのは2010年3月21日に起きた、貨物船ドンフォン号(5552トン)の石狩浜座礁事故だろう。タグボート牽引による離礁作業が試みられたものの難航し、最終的に離礁できたのは4月16日だった。数日前からの荒天と陸からの風で、船体が徐々に沖に流されたことが幸いしたという。

 砂に乗り上げた大型船を引き出すのは、そう簡単じゃないということ。今回のスエズ運河の件も、長引くかも知れない。
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【Ocean Radio@2021】

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